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​双青戦とは

​双青戦とは東京大学、京都大学で行われる定期戦です。元々各部活で個別に行われていたものを、2009年に東京大学運動会、京都大学体育会により統合されたものです。31部活、42項目(男女別を含む)の勝敗の数によって全体の勝敗を決めます。なお、「双青戦(そうせいせん)」の名前は2013年につけられました。東京大学のスクールカラー(淡青)と京都大学のスクールカラー(濃青)であることに由来しています。

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​石川啄木像

​《戦前》

​東京大学、京都大学の定期戦は戦前より行われていました。

1924年10月全学休講にして参加する運動週間を設け、3日の日程で第1回東西両帝国大学対抗競技が本学を会場に開催され、野球・柔道・弓道・庭球・剣道・陸上の6種目 が行われました。両者の親睦のため試合を行うというのが事の起こりでした。第2回大会は東大に240名の選手を送り込み、新しく、馬術・水泳・ア式蹴球(サッカー)・ラグビーを加え戦いました。この大会では、運動競技の他に、会期中に両大学の音楽部の合同演奏会が行われました。第2回には ハイドンの第6シンフォニーが瀬戸口藤吉の指揮で、第3回大会には、世界的に有名な京大音楽部常任指揮者エマヌエル・メッテルの指揮により、序曲エグモンド、 未完成交響曲が演奏され人気を博しました。

また、庭球については、東京帝国大学と交互に西下東上して試合をしていた様子が、石川啄木のローマ字日記(1909年4月)に記されています。

​《戦後、統合化以前》

戦後、総合化の企画は何度か出たものの、各部が個別に東大・京大で交流戦を行う時代がまた続くこととなりました。しかし、現代の東大戦よりも大規模に行っていた部もありました。

その一例として、1957年6月の対東大野球戦に、発足したばかりの京大応援団が国鉄の鈍行列車2両を借り切って東京に乗り込みました。そして翌年6月の対東大野球戦(京大吉田分校グラウンド)では、同年5月にできたばかりの応援歌「新生の息吹にみちて」を歌い、大応援合戦を繰り広げるなど現在では想像のつかない規模の盛り上がりを見せていました。

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戦後、東大京大対校戦での写真(ラグビー部)

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《双青戦に名称変更へ》

各部で行われていた対校戦を2009年に東京大学運動会、京都大学体育会(どちらも各大学の体育会系部活を統括する組織)により「東京大学京都大学総合対校戦」もしくは「京都大学東京大学総合対校戦」として統括されました。(主幹校が先に来る名称が使われる)  2013年度の第5回大会に際して、東京大学京都大学総合対校戦の名称を、「双青戦(そうせいせん)」に変更しました。この名称は、京大東大のスクールカラーが濃青(ダークブルー)と淡青(ライトブルー)であることに由来しています。もともと、フィギュアスケート部がこの対校戦を「双青戦(そうじょうせん)」と称していたのを、京都大学東京大学両校のフィギュアスケート部主将に名称を使用する許可を得て改称しました。

​双青戦公式のロゴ。東大運動会と京大体育会のロゴが使われている

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